正直言いますと、もっと笑いたかったです。BBBムービー「漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~」。
うーむ、期待がデカ過ぎたのだろうか。
「笑い」を素材に、現役のおもろい漫才師が監督する、というので、
むちゃくちゃ笑えるのか、と思ったけど、
そつなく漫才協会を紹介したカンパニープレゼン、
漫才協会のクレデンシャルみたいな感じで、
期待してた「観終わったら、すぐ寄席に行きたくなる」
と、いうようなものではなかった。
根っからの浅草の芸人さんが次々出てくるので、
そこそこは笑ったけど、もっと、テレビはもちろん、
舞台でも観られないような、
映画ならではの面白さを感じたかった、というのは贅沢なんやろうか。
たくさんの人が出てるからか、
一人一人の掘り方も、
それほど深くは感じなかった。
芸人さん個人に迫って、ちょっと泣けるシーンもあったんやけど、
「その涙があるからこそ、こんな笑いが生まれる」みたいなこと観せてくれはしなくて、
「これだと、単なるええ話止まりやなあ」と思ってしまった。
素材としては、むちゃくちゃおもろいはずなので、
もっともっとおもろくなるような気がする、
もったいなあ、と思ってしまう映画でした。
一番おもろいと思ったのは、離婚したのに同居して同じ布団に寝て、
コンビもそのまま続けてる元夫婦漫才師の「はまこ・テラこ」さんでした。