苦手克服のため、鑑賞。まあまあ目的達成。BBBムービー「不死身ラヴァーズ」。
※ややネタバレあり。
松居大悟さんが監督した「ちょっと思い出しただけ」が、
ラブストーリー苦手なワシにもけっこう面白くて、
苦手意識克服のためもあって、同じく松居大悟さんが監督したこの映画を観に行った。
途中までは、「あれとあれ、どういう関係性なん?」思いながら観てたけど、
終わってみれば、前作同様、なるほど!と思えるよくできた脚本だった。
ただ、これは間違いなく、ワシの責任なのだが、
同じ役者さんが、髪型や服装などの雰囲気変えて、いろんな役をやるこの映画、
極端に顔認識能力の低いワシは、どの人が同じか、
なかなか見分けられなくて、けっこう難儀したのであった。
しかも、重要な出演者が、記憶に障害を持ってるという設定なので、
登場人物の覚えてなさと、自分の見分けのつかなさが混ざって、
かなり、脳みそが転びそうになりながら観たのであった。

と、まあそれは置いといて、
「好き」の止められなさ、その盲目さを、
真っ直ぐに、若々しく、可愛らしく描いた
好感の持てる映画やなあ、と思った。
主役の二人、演技はともかく瑞々しさは良かったのだが、
ワシには、脇役さんの良さが印象に残った。
青木柚さん、めっちゃええ味出してたなあ。
出てくるたびに、ちょい嬉しくなってしまった。
あと、前田敦子さん、こんな大人の役、やるようになったんやなあ。
完全なラブストーリー苦手の克服まで、できたかどうかはわからんけど、
けっこう楽しみながら観られる映画でした。
「不死身ラヴァーズ」というタイトルは、
原作そのままらしい。
ワシは、その原作、読んでないのだが、
この映画には、あまりあってないような気がした。
「不死身って、どこの話?トップの話やとすると、
それで全体引っ張るのもなあ」とか思いながら観終わった。