映画「カモン カモン」。
ずっと行こうと思ってて、なかなか行けなかった映画
「カモンカモン」を観て来た。
いい映画やった。
ホッコリするけど、それだけじゃなく、
今の子どもたちが面してる問題にも正面から取り組んで、
自然にストーリーに組み込んでる。
職人の技を感じるような完成度の高い映画だった。
ストーリーとしては、取り立てて突飛なところはないけれど、
少しずつ、エピソードを積み重ねて、丁寧に作られているイメージ。
まあ、それより何より、ホアキン・フェニックスと子役のウディ・ノーマンが
とにかくいい。
この二人がいなければ、もしかしたら凡庸な映画になってたかもしれんなあ、と思う。
演技が自然で上手いのと、映画の作りもあって、
観てるうちに、ドキュメンタリーを観てるような感覚になってたりもした。
まあ、ワシ、老人と子どもの友情物語みたいなんは、大抵好きなんで、
ワシの評価からは、ちょっと割り引いて観た方がええかもしれない。
おっさんと少年の友情、ということでは、
「ヴィンセントが教えてくれたこと」を少し思い出した。
おっさんのダメ度が、ビル・マーレイのボロ勝ちなので、
個人的には、「ヴィンセントが教えてくれたこと」の方が、
好みではある。