橋本ヒネモスのBBBムービーvol.21「劇場版 センキョナンデス」「妖怪の孫」。

「劇場版 センキョナンデス」

公式サイト

人気ユーチューバーの二人が、選挙を取材するドキュメンタリー映画。
ワシはこの二人、存じ上げなかったので、
初めは「選挙を面白おかしくエンタメする映画かな?」と思って観始めた。

確かに選挙を楽しむ風情はあるけど、
けっこう公平な目で、対象にあたってるなあ、と観てる間に思い始めた。
こういう角度から、選挙に、政治に興味を持つのも、アリかなあ、と思った。

映画観て、前から興味持ってた香川一区の状況を第三者目線で観られたのも良かった。

映画は、途中で総理大臣狙撃という思ってもみない事件に遭遇する。
まあ、そこから先は、観てからのお楽しみってことで。

取材は基本、公平にやってるように思えるのだが、
それに対する候補者側の姿勢そのものも、
与党と野党で、こんなに違うんや、ってのも面白かった。
維新は、どちらかと言うと、与党と同じような態度やったけど。

「妖怪の孫」。

関連サイト

去年亡くなった、あの方を歴史的に検証しようとする
ドキュメンタリー映画、ってことでいいのかな?

ほんまにえげつない人やったんやなあ。
ちょっとびっくりしたのは、
総理大臣どころか、政治家になる前から
ある意味「やってる感」を何より大事にしてることだった。

びっくりしたけど、その言葉をキーに彼の言動を見れば、
「なんじゃそりゃ」と思ってたことも、すべて理解できる気がした。

恐ろしいな、と思ったのは、その考えを延長していけば、
彼が念願にしてた「憲法改正」ですら、
彼にとっては大切なことではなかったのかもしれない、
と思ってしまったことだった。

彼が本当にしたかったのは、おじいさんの岸信介さんを乗り越えること。
いや、乗り越えたように思ってもらえること。
そのために、一番わかりやすい指標が憲法改正だっただけで、
彼の根っこのところでは、憲法そのものにそれほど興味がなかったのではないか、
と思ってしまった。
そういえば、ちゃんと読んだことない感じあったもんな。

誰よりも自分を騙して、突き進んでいくのが上手い彼のことなので、
いつの間にか、憲法改正が念願になってたかもしれないけど、
スタートラインは、ほんまそんな感じやったんではないか、
と、映画観て数日経ったワシは思っている。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA