この映画こそ、文部科学省推薦映画に。BBBムービー「夢みる校長先生」。

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こういう映画こそ、文部科学省推薦映画にして、
すべての小中学校で上映して欲しいなあ。

通知表、校則、制服、チャイム、時間割、
あって当たり前だと思ってたもの、
公立の学校なら仕方ないと思ってたもの、すべてが、
実は、校長先生の判断でなくせるものだと知って驚いた。
中には60年以上前、ワシが生まれる前から
通知表をずっと作ってない学校もあるのだ。

もちろん、一筋縄ではいかないだろう。
ものすごい根回しがいる上に、
ある意味、校長の権威を損なうことにもなるだろうから、
やりたがらない人が多くても仕方ないだろう。

けど、校長先生が考えに考えて、
根回しや説得を根気よく続けた上でシステム変えて、
生徒に自分自身で考えさせる。
すると、他の先生も考えるようになる。
そして、親も考えるようになる。
ある意味、これこそが民主主義なんかもしれんと思った。
義務教育の小中学校が、民主主義を身につける場になる。
日本の民主主義が成長するためには、
こういうことが絶必なのではないだろうか。

今までの校則で生徒を縛り付け、
通知表で、全員に同じレースをさせる、
前例をベースにした教育って、
自分で考えない子どもを大量生産してた気がする。
ただただ、そのレースに勝つことだけが目的化してしまう。
落ちこぼれる子どももかわいそうだけど、
レースに勝った子も、自分が何をしたいかを考えてるわけではなく、
レースに勝つことだけを考えて育ってるので、
いざ、自分が何をしようか、と考える段階で、
何も思いつかなかったりもするんではないか。
とか、考えてしまった。

ただ、この映画、少し、ええことばかり言ってる気はした。
どんな組織でも馴染めない人もいるはず。
ワシが、こういう学校に行ったら、
ちょっと腰が引けてしまうかもしれん。
そういう子のことも、ちょっと見てみたかった、
という気もした。

ただこの映画に出てくる子どもたちは、
どの子も、みんな明るく、元気そうで、
やはり、こういった学校の方が、
心を病む子は少なくなるのだろうな、
とは思った。
基本的には、ワシは、こういうシステムに賛成だということを、
付け加えておこう。

すごく共感したのは、
「社会に出たら厳しいから、学校でも厳しいルールを課した方がいい」
という、必ず出てきそうな意見に対して、ある校長先生が、
「そういう社会を変えれる生徒を育てたい。」ゆーてたこと。
そーだそーだ!!

少しではあるが、戦前の教育、戦争につながる教育のことに
言及してるところにも、共感した。

この映画、「夢みる小学校」という映画の続編のような映画らしいのだが、
その「夢みる小学校」の方は、観逃してしまった。
自主上映、あるみたい。
行ってみるか!

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