テレビ局にも報道魂が残ってたんやなあ。BBBムービー「ヤジと民主主義 劇場拡大版」。

公式サイト

おもろかった!
攻めてるな〜〜!思った。

テレビ局のアーカイブってすごいなあ。
「弱くなった」とか「面白くなくなった」と言われるテレビやけど、
公共の電波ってのが、どんどん窮屈になってきてるだけで、
コンテンツの分厚さからしたら、個人のYouTuberとかが
太刀打ちできるはずがないので、
こういうふうに、公表の場を変えて、
テレビ局ならではの強みをどんどん発表していってほしい。
放送免許の取り消しとかチラつかせて、
放送局をコントロールしようとする動きには、
全局力を合わせて、抵抗してほしいと思う。

冒頭に出てくる文章は、まさに「茶色の朝」の話。

「自分に直接関係ないから」と、傍観してると、
いつの間にか、自分も責められる立場になってしまい、
その時、周りには誰もいなくなってるかもしれないのだ。

そういう意味では、たとえ与党の支持者であっても、
この警察の行動には、NOを言うべきなのではないかと思った。
いつか、今の与党も野党になる時が来るかもしれない。
その時、ヤジを飛ばすだけで警察に拘束されるとしたら。
この問題、誰もが他人事ではないのだ。

判決で、少し不思議に思ったのは、
ヤジを飛ばした人を警察が拘束したのは、
その人に攻撃を加えようとする人がいたので、
ヤジを飛ばした人の安全確保のため、みたいな話があったけど、
だったら、その攻撃側の人を拘束しないのは、なぜなんだろう。
映画では、その攻撃側の人の時効が過ぎてから、
その意見を出したとかあったけど、
だったとしたら、それこそ、警察のウソの証拠で、
やっぱり目的は、ヤジを飛ばした人の拘束にあったと言うことなのではないか、
と思った。

何より、テレビ局の「報道魂」を感じられたことが嬉しい映画でございました。

ただひとつ、注文をつけるなら、
スーパーの文字が、老眼には見づらすぎる!!
生きづらい少数派の意見を取り上げようとする映画が、
少数派の老眼に見づらい映画作ってどうする!と、
いくつかの細かい文字のスーパーを読むのを断念しながら
思ったのであった。

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