この時ですら、すでに窒息しそうな世界、今のガザを想像すると寒気がした。BBBムービー「医学生 ガザへ行く」。
今の状況になる前に撮られた映画だけど、
本当に窒息するんじゃないかと思うくらい、
息が苦しくなる。
このときですらこうだと、今はどうなってるのだろう。
いくつか、がざのドキュメンタリーは観たけど、
この映画の「状況をよくわかってない人が外からガザに訪れる」
というシチュエーションが、
自分と同期するのか、すごくリアルな息苦しさを感じた。
すぐにでも逃げ出したくなるような気持ちになった。
けど、ガザの人たちは、逃げ出す先がないのだ。
一体、イスラエルの人たちは、パレスチナの人たちにどうして欲しいのだろう。
と、考えずにはいられなくなった。
少しだけ救われるのは、パレスチナの人たちと彼が、
お互いの文化の違いを分かりながら、
友情を育てていくシーン。
この友情にこそ、パレスチナとイスラエルの溝を埋めるヒントがある気がした。